お金をいただきながら易者として
お仕事を始めて以来、
モニターの方を含めると
20名ほどの方とお会いしました。
初めましての方もいれば、
久しぶりに話す方も。
初回は、結果的に風水を設置せず鑑定のみで
終えられたお客様の事例です。
鑑定をきっかけに新たな道がひらけたというお話です。
30代・会社員(管理職) Aさん
実は卍易では、
「どうすれば良いか教えて欲しい」
というような”答え”をもらう問いは、
タブーです。
卍易風水は、望む未来に旗を立てて
未来を「在る」ものとし、
その未来に向かう道筋をつくる
ための術だからです。
が、実際には
「自分のやりたいことが分からない」
「このままで良いのだろうか」
そんな漠然とした悩みを抱えながら
過ごすことって、よくあると思います。
Aさんの場合は、
ご自身の専門領域をもち、
一般的にもなり手が少ないがゆえに
転職市場でも重宝される仕事に就かれていました。
普通に考えれば、その道で経験を積んで
会社の重要ポストにつくような
キャリアが想定されるのですが、
ここに来て
「本当に自分がしたいのはこれなのか?」
「やりがいはあるけど、楽しくない」
ということに気づき悶々とし、
体調を崩す日が増えるような状態でした。
Aさんの鑑定は、結果として
90分のほとんどを対話に使いました。
問いを立てる前に、
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Aさんが今感じていること、
どうしてそう感じるのか
仕事・個人・家族(パートナー)において
それぞれ望ましい未来はどんなものか
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など、問いを投げかけながら、
まずはAさんの意識にあるものを
明らかにしていきました。
このセッションを経て、
Aさんが最終的に立てた問いは
このまま独身をつらぬき、
仕事に生きるのはどうですか?
でした。
◇◇◇
結果、Aさんにとっては
表面的には吉なのですが、
仕事がうまくいけば行くほどに
自分の運気が下がるという矛盾
をはらむため、
今のご自身の延長線上では
成就しない(幸せになれない)
というものでした。
- 自分自身が本当はこれを望んでいない(Aさんの心はココにない)
- 自分が身を置く環境に不安を抱えたまま、その不安が解消されることはない
これらが理由で、
この道ではない
ということを示唆する結果でした。
一方で、Aさんが大切にしたいことは、
「自分自身の在り方や信念を表現すること」
と出ていました。
聞いてみると、
会社の中での優先順位や経営判断により
自分の信念や正義を貫くことが
難しい局面が多いことが、
この職種が自分に向いていない
のではないかと思う一因だったようです。
どんな些細なことでも良いので
足元でやりたいと思っていること、
大切にしたい考えや信念を書き出して
明らかにしてみることをお勧めし、
鑑定を終了しました。
◇◇◇
数週間後、Aさんよりご連絡がありました。
毎日遅くまで働いていたAさんが、
自分が無限にエネルギーを
注ぎたいと思うコトに出会い、
逆に仕事も定時で上がれるように
精を出す結果となっていることを聞いて、
私も温かい気持ちになりました。
その後、処女作?を
読ませてもらったのですが
まさに「小説!!」で
これまで一文字も書いたことがないとは
思えないほどの面白い作品でした。
今後のご活躍が楽しみです。
(初回掲載日:2020年7月)